今世紀は「環境の世紀」と言われており、私たちを取り巻く環境は多くの難しい問題を抱えています。環境物質工学科は、"化学の力で環境問題の解決に貢献する"ことをモットーにした学科です。どのような人がこの学科に向いているのか分かり難いかもしれません。お答えします。ズバリ"環境マインド"を持ったあなたです。では、環境マインドって何でしょうか? 例えば、お腹が空いたのでコンビニやスーパーでお弁当を買いました。よくある日常です。さて、食べ終わってお腹も一杯になり大満足! しかし、テーブルの上は、レジ袋、プラスチックフィルム、お弁当ガラ、食べ残し、お箸などで一杯。これらをゴミ箱に捨てるとき、何となく心苦しいと思ったことはありませんか? 「捨てるのはもったいないなあ」、「環境に悪いのでは?」、「これらをリサイクルしたいなあ」、「役立つものを作り出せないかな」と考えたことはないでしょうか。もしあれば、これが立派な環境マインドです。電気などのエネルギーを使うときでも環境マインドが騒ぎませんか? このように、"皆さんの心に芽生えている環境マインドを大切にし、化学を武器に環境問題に取り組み、住みよい地球環境をめざす"、それが環境物質工学科です。現在は、無機材料系、有機材料系、ならびにプロセス工学系の3つの教育研究分野を柱とし、6つの研究室からなる教育・研究体制で、"物質やエネルギーの変化について理解を深め、環境に負荷の少ない機能性材料や化学プロセスの開発"に取り組んでいます。詳しくは、それぞれの研究室HPをご覧ください。
化学が好きな人、化学を通して環境やエネルギー問題に取り組みたい人、ぜひ私たちと一緒に新しい分野を切り開いていきましょう。