【1】電子は結合を作る糊。電子が余っているところ(HOMO)から不足しているところ(LUMO)に移動することで結合が出来たり切れたりすることを理解すれば、有機化学は暗記科目では無くなります。
【2】化学反応はあくまでもHOMOとLUMOとの反応です。今日からは、軌道の相互作用を意識して巻矢印を書いて下さい。
【3】分子の持っている価値観(ΔG)を理解することは分子の気持ちを知る第一歩。ΔGについての詳しい説明は,物理化学関連の講義で習いますが,今日学んだことは感覚的で構わないので覚えておいて下さい。
【4】平衡反応は、原系と生成系のエネルギー(安定性)の比較をして、考察すればOK。
【5】カルボニル基(>C=O)を持つ化合物は、私達の身の周りに溢れており、その反応性は非常に重要です。置換基が変わったら反応性がどう変わるのか。電子的効果、共鳴効果、そして、立体効果について、考えられるようになれば怖いものなし!
【6】同じケトンでもずいぶん反応性が違う。水和反応やシアノヒドリンの生成反応で学んだことを、もっともっと追求した最新研究を「発展学習:カルボニル化合物の求電子性の高い低いってどうなっているの?」に紹介しておきました。
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