基礎有機化学2019勉強のヒント(第1回)

【受講するうえでのポイント】

  1. 講義は教科書に沿って進行します。予習・復習をして講義に臨むこと。
  2. 講義には、ノート、教科書、分子模型を持ってくること。
  3. 教科書の問題をすべて解けるようになることが目標です。
  4. 各自、教科書の問題をノートに解き、正解できるまで繰り返し練習すること。
  5. 板書とスライドについて、手書きでノートを取ること。
  6. スライドの図は基本的に教科書の図をそのまま使用しています
  7. 出席は取りません。(完成した手書きノートと配布資料が出席の証です)
  8. 成績は評価試験(手書きノート持ち込み可)により評価します。

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【1】この講義を受講する上で、必ず購入する必要があるもの

1)教科書「有機化学 改訂2版」(奥山 格・石井昭彦・箕浦真生 著、丸善出版)
2)HGS分子構造模型 有機化学学生用セット

以上2点は、「基礎有機化学・有機化学I ~ V・環境有機化学I ~ II」の講義で共通して使用し、講義の理解に欠かせない。他の科目の教科書と異なり、3年間使い倒すものなので、単位数あたりの価格(教科書と分子模型合わせても、1単位あたり1000円程度)を考えれば「お得」。

*The textbook in English is available:
“Organic Chemistry: A Mechanistic Approach”(Tadashi Okuyama, Oxford Univ Pr Childrens Books)

【2】参考書

「有機化学 問題の解き方」(奥山 格 著、丸善出版)
教科書の中の問題の解答・解説が記載されているので、自習に活用してください。

【3】教科書の勉強の仕方

《勉強ノートを一冊準備》
教科書の問題をすべて解けるようになるのが目標なので、まず、ノートを一冊準備し、教科書を1ページめから読み進みながら、問題1.1から順番に解いていく。問題を解いたら、答え合わせをして、正解・不正解を教科書にマークしておく。復習の際は、不正解だった問題にチャレンジし、確認しておけば、評価試験は完璧です。
《予習と復習》
講義は教科書に沿って進みます。次回の講義分について、教科書を読み、一度、問題を解いて確認しておくと、講義時に、分からないことを質問しやすくなります。講義終了後は、必ず、問題を解き、理解度を確認して下さい。講義で分かったような気になっても、問題を解くと、理解が不足している部分に気づくことができます。
《Web教材を利用しよう》
教科書には、豊富なWeb教材が準備されている。簡単な予習復習から、より深い学びまで、各人のレベルに合わせてWeb教材を利用しよう。
《Tips》
有機化学は,教科書の1章から順番に知識を積み上げることではじめて理解できる。従って,いきなり3章を勉強して,問題を解けるかというとまず解くことができない。分からなくなったら、はじめから教科書を読み返すことがコツ。

【4】成績評価

評価試験の点数により評価します。手書きのノートのみ持ち込み可です。したがって、毎回出席し、ノートを作っていれば、もちろん役立ちます。

【5】質問について

質問があれば、まずは電子メールで。面談については、アポイントを取るのが吉。

【6】講義進行予定(予習・復習に活用して下さい)

講義の進行予定表は、こちらに掲示済み。

【7】最後に

高校までと違って、大学の「有機化学」は、暗記科目ではありません。教科書の1ページ目から順を追って理解していけば、ほんの少しのルールを覚えるだけで、あらゆる分子の性質や反応を自在に予測し、また、使いこなせるようになります。

化学という学問において、最も重要な概念ともいえる「分子」について、とことん考える「有機化学」を、一緒にenjoyいたしましょう!

【資料ダウンロード】

アメリカ化学会90周年記念化学の年表(2013年版)<pdfの少し重たいファイルです。

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努力した分だけ実力がつく。努力した分だけ好きになる。
ボロボロになるまで教科書を読み問題をすべて解けるようになった時が
研究者としてのスタートラインだ!

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