MoS2/Anthraceneのヘテロ接合における光誘起電子移動の論文がBCSJに受理

MoS2/アントリルデンドロンハイブリッドのMoS2/Anthraceneのヘテロ接合における光誘起電子移動の論文がBulletin of the Chemical Society of Japanに受理されました。当研究室では、サブナノ秒過渡吸収測定(RIPT法)を用いた研究成果として記念すべき初めての論文となります。

タイトルと著者は以下のとおりです。
Photoinduced Electron Transfer in a MoS2/Anthracene Mixed-Dimensional Heterojunction in Aqueous Media
Tajima Tomoyuki, Okabe Shogo, Takaguchi Yutaka

過渡吸収(TA)分光法は光によって誘起されるさまざまな高速現象を実時間で観測できる非常に有用な技術ですが、現在広く使われている計測手法には「観測時間域のギャップ」といわれる、1〜10ナノ秒領域の測定が非常に困難という問題点がありました。岡山大学には、株式会社ユニソクが開発した、このギャップ問題を解決する測定法(RIPT法)を利用したTA装置が導入されています。本論文発表をきっかけにして、興味を持っていただいた学内・学外の研究者の方々との共同研究を開始することができればと考えております。

プッシュ通知を