有機化学II (2017) 試験結果

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合格試験データ:有機化学II(第2Q 28年度入学生 )
・受験者36名 欠席6名(受講者は42名)
・不合格者数6名(欠席者を含めると12名)

合格試験データ:有機化学II(第2Q+第3Q 27年度以前入学生)
・受験者15名 欠席1名(受講者は16名)
・不合格者数3名(欠席者を含めると4名)

両科目ともに同じ問題ですが、試験結果データーは次のとおりです。
・正解率 71.6% (平均点ではなく、丸の数÷問題数×100)
・平均点 76.7点 (110点満点)
・受験者数中、不合格になった割合は、17.7%でした。

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1.全体の講評
過去問、講義中の演習をしっかりやっていた人は出来ていたのではないかと思います。
(単位を取れなかった人は点数が母集団から明らかに離れています)

2.酸化還元反応
一番正答率の低かった問題は、酸化還元反応の判別に関する問題で、正答率は32.4%でした。
初版の教科書ではコラムとして取り扱われていましたが、第2版からは、本文中で詳しく説明されるようになった部分です。
7/14から「試験では出題します」と該当の教科書の問題番号を3つHPに公開していましたが、この部分をやった人が意外と少なかったようです。
あまりにもこの部分が足を引っ張るので、この部分の10点をそのまま残し、全体の配点を110点としました。

3.巻矢印について
酸性条件でOMe、塩基性条件でH3O+を使う人が沢山いました。
以前に毎週の小テスト+期末試験という形式の講義をしていた際の正答率は、(期末試験 71%)でした。
講義の演習でも同じ問題を取り扱いましたが、正解率は54%しかありませんでした。
期末試験だけの成績評価だと、反応機構の巻矢印が弱くなるのかもしれません。
データーに反する想定外の結果でとても残念。

4.A+, A, B, Cを決める試験の採点による合格者の評価点分布

以下の通り

不合格者を除く評点の平均は80.3、中央値は79でした。

80点以上の学生さんは第3Qの有機化学IIIも引き続き頑張ってください。

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