京都大学今堀先生の集中講義を受講したみなさんへ
お疲れ様でした。
京都大学で行われるような講義を体験し、みなさんがどう感じたか、とても興味がありますが、講師の先生の、岡山大学学生の講義態度に対する感想は、
- 寝てる子が多いですね。
- おしゃべりが始まると、止まりませんね。
の2点でした。
残念です。
成績については、講師の先生に採点いただいたものをそのまま入力しています。
基本的に、2日間とも出席し、レポートを出せば合格。1日しか出席しなかった場合は、たとえ、レポートを提出しても不合格。となっています。
ほとんどの方が、80点でしたが、レポートの出来が悪いと60点、逆に最高点は95点となっていました。95点の方は、是非、自信を持って頑張って下さい。
以下に、レポートに関する今堀先生のコメントを載せておきます。
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太陽電池の課題はだいたい期待していた通りの解答でした。
一方、エネルギー移動、 電子移動の証明はほとんどの学生が期待した解答になっていません でした(以下、解答例です)。
たとえば、ドナー分子が選択的に光励起された場合、 まず過渡吸収スペクトルにおいてドナーの励起1重項状態の生成が 観測できる。ドナー分子から、 アクセプター分子に電子移動が起これば、 ドナーの励起1重項状態の吸収の減衰とともに、 ドナーラジカルカチオン、 アクセプターラジカルアニオンの吸収が立ち上がってくるはずであ る。
一方、ドナー分子から、 アクセプター分子にエネルギー移動が起これば、 ドナーの励起1重項状態の吸収の減衰とともに、 アクセプターの励起1重項状態の吸収が立ち上がってくるはずであ る。
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おまけ:
光化学(分子の励起と電子移動・エネルギー移動)に関しては、「反応速度論」(2年生対象)で一度(1コマ分だけ)講述していますが、もちろん、それでは足りていません。今回の集中講義で、少しでも興味を持ってくださり、勉強のきっかけにしてくだされば良いと思います。
「反応速度論」の講義中に、あるいは、道端で会ったときにでも、いろいろと質問してくださると良いと思います。いつでもどこでも、ディスカッション。だから化学はやめられない。
「反応速度論」の講義中に、あるいは、道端で会ったときにでも、いろいろと質問してくださると良いと思います。いつでもどこでも、ディスカッション。だから化学はやめられない。
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