11章の立体化学について学習しました。
【1】Fischer投影式
「下から見た猫」。背骨は炭素鎖、頭と尻尾は紙面から奥へ。
【2】Cahn-Ingold-Prelog 則
・PKのサドンデスルール
・ゲーム感覚で、どの官能基が勝つか? 通常ルールと多重結合の特殊ルールを使い、強いカードから切っていくのがポイント。
【3】RかSか
車の運転を想像しよう。優先番号4をハンドルの軸にして、運転している人がどちらにハンドルを切るか?
判断しにくかったら、各々が理解しやする形に、官能基の入れ替えルール、結合の回転ルールを使って、見やすい立体に変えてしまおう。
【4】分子模型を使おう
紙の上で立体を眺めているより、分子模型を組み立てて、それを眺める方が、おどろくほど理解しやすい。
分子模型を組み立てて、それを眺め、分子の立体をイメージしよう。
そうすれば、構造式だけを見て R,S 立体がイメージできるようになる。
本日の講義で関係した問題は、以下になります。
例題11.1, 11.2
問題11.1, 11.2, 11.3, 11.4
章末問題 11.11, 11.12(a)(b)(d)(e)(f), 11.13,11.14, 11.15(a)(b)(c)(d), 11.6
本日やった内容をベースに、第2回の講義になるともう少し深い内容に、そして第3回の講義では、求核置換反応と組み合わさった話に展開していきます。巻矢印がとにかく苦手で有機化学が苦手な人は、11章は巻矢印がでてこないので、気分転換して学習に取り組み直すよい機会だと思います。