共鳴法をマスターすればアリル系だってへっちゃら

先週は、教科書を自分で読んで、勉強し、理解した上で、問題を解いていただくスタイルでした。
この教科書の5章は、有機化学入門編の中で、大学での有機化学の勉強全般にかかわる内容ですので、とても重要です。今週、来週と2回に渡って、この部分を、じっくり復習して、理解していただきたいと思います。

今日は、「共役(きょうやく)」についてです。次のビデオを御覧ください。

このp軌道がズラーッと並んだとき、どうなるかという話は、これまでの有機化学で勉強してきたことがすべて詰まった内容です。ただ、いつもいつも、軌道を考えて分子の構造や性質を導き出すには手間がかかります。特に、炭素だけでできたπ共役なら話は簡単ですが、いろいろな元素が入ってくると、電気陰性度の違い、2p軌道か、3p軌道か、などの違いなど、様々なファクターが絡んで、量子化学的に答えを出すのが大変になってきます。

そこで、もっと簡単に、分子の構造や性質を、ざっくりと導き出す方法として、有機化学では、共鳴法を使います。これ、とっても便利なので、ぜひともマスターしましょう。次のビデオを御覧ください。

ダンゴ、ダンゴ ♫
ダンゴ、ダンゴ ♫
ダンゴ三兄弟 ♪

って、みなさん、知っているのでしょうか?ではまた来週。

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