当研究室は、「光機能材料の創製」を目指し、有機分子の設計と合成から、無機材料や生体材料とのハイブリッド化、さらには、デバイス化や機能計測に至る研究プロジェクトを、学生2〜3人のチームで進める方式を採用しております。また、先端的な研究や技術に触れることだけでなく、基礎的な学力をしっかり身に付け、理解し、それを使って、自分自身で考えて研究を進めることができるになるように、ゼミ(講義・演習・講演会活動)を通じた教育にも力を入れています。
したがって、学部卒の時点では、平均的な岡山大学の学生であったとしても、修士修了時点では、見違えるほど頼りになる人物へと成長しています。(もちろん、例外もございます…)当研究室の修了生は、以下のような特長を身につけておりますので、採用にあたっては大いにご期待いただければと思います。
- 必ず成果を上げることを目標として行動する。
プロジェクトでは、成果(論文発表)をゴールとして設定し、どんな形であれ、必ずやり遂げることを徹底しています。 - チームワークができる。
修了までに、必ずプロジェクトのリーダーを経験しており、いろいろな立場や役割を理解しています。 - 自立した研究者として行動できる。
研究室にはコアタイムなどが一切ありません。自分自身で考え行動することでチームを機能させ、プロジェクトをゴールへと導く経験を積んでいます。 - 英語でのコミュニケーションが取れる。
修了までに、必ず国際会議などでの外国語の発表を経験している他、海外の研究室との共同研究を通じて英語でのコミュニケーションに習熟する機会を沢山経験しています。 - 幅広い分野に興味を持ち、研究を進めることができる。
すべてのプロジェクトにおいて、有機分子の合成から、無機材料や生体材料とのハイブリッド化、さらに、光機能の測定や解析までを経験する内容になっていますので、有機化学・無機化学・生化学・物理化学・光化学といった幅広い知識持ち、また、経験を積んでいることから、どのような研究テーマについても、それを楽しむすべを知っているところが、一般的な大学の研究室の修了生に比べて、社会に出てから大きな強みになっています。 - 様々な最新の測定機器・装置を利用した研究を進めることができる。
多くの場合、学生時代に利用する測定装置はごく限られているかと思いますが、融合新領域に属する研究プロジェクトを行っている当研究室では、有機化学の研究室が一般的に利用するNMR・IR・MSスペクトルなどの分子構造を決定するための測定装置はもちろん、X線結晶構造解析や、ナノ材料を観察するTEM・SEM・AFM、さらに、材料に含まれる元素の状態を解析するXPS、酸化還元挙動や電極の反応について調べるためのボルタンメトリー、材料の電子状態や光物性を調べるための吸収・蛍光スペクトル、光反応のメカニズムを調べるための過渡吸収測定装置、薄膜太陽電池の性能を試験する太陽電池評価装置など、多くの測定装置の使用経験を積んでいます。
当研究室では、企業との共同研究や、社会人ドクターの受入れについても、積極的に進めて参ります。どのような形でも結構ですので、普段から、お付き合いをする中で、学生の成長と伸びしろを確認して採用いただくことができれば、学生にとっても、企業にとっても、きっと素晴らしいに違いありません。もし、当研究室に興味がございましたら、是非とも、高口までご連絡ください。
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