カリキュラム

教育課程

岡山大学の授業科目の区分は、教養教育科目および専門教育科目に区分されており、これらを各年次に配当して教育課程を構成しています。

平成28年度より、60分授業クォーター制の導入に伴って教育課程の体系化・構造化が進められ、教養教育科目の区分が改変されます。

教養教育科目(平成27年度以前入学者)

教養教育科目は、グローバルな現代社会に対応できる能力を養うとともに、自然科学の基礎を含む幅広い知識を身につけるために設けられています。 これは4区分に分けられており、それら全ての区分から卒業要件単位以上の科目を履修しなければなりません。

ガイダンス科目

大学で主体的かつ能動的に学ぶために必要なスタディースキルを、実践を通して学習します。また、グループ学習を通してコミュニケーションについても学びます。

主題科目

教養の中核をなす主題に沿って、知および人間の存在に関わる基本的な問題を総合的に学びます。「現代の課題」「人間と社会」「健やかに生きる」「自然と技術」の四つの主題(テーマ)によって構成され、それぞれの主題ごとに複数の科目を開講しています。

個別科目

個別の学問分野の基礎知識や技能を、非専門の一般化した観点から学びます。「人文・社会科学」「自然科学」「生命・保健科学」「情報科学」で構成されています。

外国語科目

英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、日本語(留学生用)を学びます。

専門教育科目

専門教育科目は専門基礎科目と専門科目から成ります。両科目は3区分および2区分に分けられており、全ての区分より卒業要件単位以上の科目を履修しなければなりません。
専門基礎科目は専門科目の前段階として基本的な事柄を学ぶための科目です。専門必修科目は化学と化学技術を体系的に学ぶための必要最小限の基礎的な科目で、専門選択科目は必修科目に基づき専門性を高める科目や広い視野を養うための科目です。環境物質工学科では1年次から専門必修科目がくさび形に入っています。1年次の専門科目は高学年で学ぶ専門科目の基礎となる科目で、高校課程の物理、数学、化学を基礎に順次高度な内容に進むので、十分理解を深めるように努力してください。その内容、授業の進み方、試験の予定や課題レポートなど、学生諸君の知りたい情報はシラバスに盛られているので、大いに利用してください。

卒業研究と教育研究分野

最終学年では各教育研究分野に所属して卒業研究を行います。環境物質工学科ではどのような自由科目を選択しても、全ての分野で卒業研究が可能です。卒業研究を行うための実験的な手法を身につけるため実験科目を重視しており、卒業研究を履修するためには3年次までの実験(環境分析化学実験、環境化学実験I、II、III)を修得することが必須条件です。4年生になるには関門があります。その条件、すなわち卒業論文を履修するための要件は学生便覧を参照してください。卒業研究履修に関しては3年次の後半にガイダンスを行います。